守屋多々志展のお知らせ

荏原畑山美術館で、大垣市出身の日本画家である守屋多々志展を開催しています(4月11日から6月14日まで)。ご興味ある方は是非お立ち寄りください。

https://www.hatakeyama-museum.org/exhibition/000286.html

◇守屋多々志の華麗な歴史画―よみがえる王朝と文明開化の夢―
映画「羅生門」の衣装デザインを手掛け、ベネチア国際映画賞受賞に貢献した異色の日本画家・守屋多々志(1912-2003)の、東日本では30年ぶりとなる回顧展を開催します。
歴史画の大家・前田青邨の内弟子であった守屋は、イタリア留学や高松塚古墳壁画の模写作成などを経て、東西の古典美術や風土を深く吸収しました。
本展では、師である青邨没後に斬新な作風として脚光を浴びた「王朝文化」と、激動期の人物を描く「東西文化交渉」のテーマに焦点を当てます。確かな時代考証に現代的な解釈を加えた院展出品作を軸に、未公開の作品や資料を含む約100点を一堂に展示します。
青邨直系の伝統を受け継ぎつつ西洋美術の影響も受け、平成の時代まで近現代における「歴史画」の新たな表現を模索し続けた、守屋の生涯と華麗な芸術世界を回顧します。


【略歴】

守屋多々志(もりや・ただし)
1912 (大正元) 年8月10日、岐阜県大垣市船町に生まれる。1930(昭和5)年に上京し、前田青邨に師事。また、東京美術学校 (現・東京藝術大学) でも学び、卒業制作《白雨》は川端玉章賞を受賞した。その後は主に再興日本美術院 (院展) を中心に活動を展開する一方で、愛知県立芸術大学日本画科教授として後進の指導に尽力。創作・教育の両面で日本画壇に大きく貢献した。また、黒澤明監督の映画「羅生門」の衣裳デザイン、歌舞伎座公演「源氏物語」の舞台美術など、分野を横断した制作活動をおこなった。大垣市守屋多々志美術館開館の2年後、2003 (平成 15) 年12月22日に逝去、享年91歳。