大垣から見える山々(冬季)
以前、当サイトで大垣から見える山々(秋季)という記事を掲載しました。大垣を含む西濃地方からは各地の山々が望めるのですが、最大の特徴は冬季に現れます。濃尾平野の西北端に位置する大垣市内の大半は標高10mにも満たない低地。しかしそこから雪を頂いた伊吹山以下の山々が間近に望めること。ヨーロッパアルプスのよう、と表現された方もいました。今回はそんな冬の景色をご紹介します。(PCでご覧の方は右クリックして”新しいタブで画像を開く”を選択頂くと高精細画像がご覧になれます。
西濃地方で暮らした方にとって下の写真のような景色は北陸敦賀湾から伊吹山を越えて吹き下ろす伊吹颪の肌を刺す強風と共に冬の象徴だったと思います。
北に目を向けると福井県境の能郷白山と冠山も意外に近く見えます。
東に目を向ければ2020年のNHK大河ドラマの舞台となっている岐阜城のある金華山、さらには真っ白になった木曽御嶽山も望めます。
西方、伊吹山の南には滋賀県境の霊仙山から養老山脈が、
そして伊吹山の北には池田山が。日本最深積雪記録を持つ伊吹山から養老山脈から池田山の一帯に降った雪は春、豊かな地下水となって西濃を潤しています。
そして雪煙が消え去ると白い伊吹山がいつものように西濃の町を見守っています。