岐阜の地酒に酔う2016が開催されました
7月24日(日)、当ホームページでもご案内させて頂きました”岐阜の地酒に酔う2016”が、今年も昨年同様の猛暑の中、神田一ツ橋の如水会館・スターホールを借り切って開催されました。昨年の模様→
この回も、今年で8回目。岐阜県内の蔵元、30蔵が一堂に会しての規模に、開催数日前に350名の定員に達しました。
東京・大阪・岐阜と三か所で開催される会の東京海上には西濃地区から5蔵が出展されました。以下名簿順にその様子を紹介します。
①株式会社三輪酒造(大垣市船町4-48)→ホームページ
当会の法人会員にもなって頂いている1837年創業の三輪酒造さんです。
主な銘柄・純米にごり・白川郷、特別本醸造バロン鉄心など。
主力の濁り酒・白川郷は首都圏の酒屋さんで見かけた方も多いかと思います。
②武内合資会社(大垣市伝馬町1)→ホームページ
創業1744年
主な銘柄・美濃紅梅、大垣城、兄花など。
今回は特別に”一滴千山”を出展されていました。
③大塚酒造株式会社
揖斐郡池田町池野422
1884年創業。
主な銘柄・竹雀、初霜など。
http://www.ikeda-net.or.jp/mall/otsuka/
西濃古来の酒米・初霜で酒作りをされています。
⑤所酒造合資会社
揖斐郡揖斐川町三輪537-1
明治初年創業
主な銘柄・房島屋を中心に揖斐の蔵など
杜氏として蔵を継がれた所優さんです。
東京でも置かれているお店が増えましたね。
⑥玉泉堂酒造株式会社
養老郡養老町800-3
1806年創業
主な銘柄・美濃菊・醴泉・無風など
営業部の庄田所長のご挨拶です。
こちらの最高峰・醴泉正宗はJR品川駅・エキュート2階の”ぬる燗佐藤 御殿山茶寮”で十四代・獺祭と共にプレミアム日本酒セットに組まれていました。
③渡辺酒造醸
大盛況の会場、各蔵元うさんの前はどこも利き酒を待つ行列でしたので、ゆっくりお話を伺う訳には行きませんでしたが、日本酒ファンのみならず、ご自身で経営されるお店に置かれるお酒を探しに来られた飲食店の方など、岐阜のお酒に対する関心の高さを再認識しました。
仕込み水が生命とも言われる日本酒造りにおいて、西濃地域は北陸敦賀湾・若狭湾から吹き込んだ冬の季節風が伊吹山系・養老山系にぶつかってドカ雪を降らせる豪雪地帯。積雪量世界一(11.82m)もここでの記録です。その雪解け水が伏流水となって揖斐や養老の扇状地を通ることによってできた清浄かつ豊富な湧き水こそが西濃のお酒の原点。
今回利かせて頂いた西濃の蔵元さんはどこも、西濃のまろやかな湧水を生かした酒造りをされていると感じました。