首都圏の西濃ゆかりのお店① 和食こんどう(荒木町)

本会では首都圏所在の、西濃ご出身の方が経営されていたり、西濃の食べものや飲みもの(地酒など)を味わえたり、西濃の特産品が手に入ると言った、西濃ゆかりのお店を順次ご紹介させていただこうと考えています。もちろん、お店の方にご了解頂いたうえで、です。今回はその第一回目として新宿は荒木町の名店、”和食 こんどう”さんを紹介させて頂きます。

昭和と言うか花街の面影を留める荒木町、地下鉄丸ノ内線の四谷三丁目駅から地上に出て、新宿通りを左に折れた一帯です。実はこの荒木町、美濃高須藩(今の海津市)の江戸上屋敷があった場所、つまり西濃ゆかりの土地でもあります。美濃高須藩の松平家は小藩ながら聡明な子弟を輩出しており、幕末には有名な高須四兄弟(尾張藩主となった慶勝と茂栄、会津藩主として戊辰戦争を戦い抜いた容保、桑名藩主定敬)を送り出しています。ちなみに一昨年のNHK大河ドラマ・八重の桜で四兄弟の一人、松平容保公を演じたのは、岐阜市出身・関商工OBの綾野剛さんでしたね。

閑話休題、その荒木町の杉大門通りを入ったところに、養老町ご出身、大垣南高校OBの近藤明弘さんが営まれる“和食 こんどう”さんがあります。

和食 こんどう

”和食 こんどう”さんは食べログの評価で常に4点以上を維持している、非常に評判の高いお店です。ここに桜の頃にお邪魔させて頂きました。以下その時に供されたお料理です。

お造りは奄美の本マグロと淡路の真鯛。共に素晴らしく、真鯛を塩昆布で頂くのも新鮮でした。

吸い物は銚子産ハマグリのお椀に春らしくウドとゼンマイと木の芽を添えて。

煮物も春らしく若竹煮です。

焼き物は春を代表する魚、鰆です。

揚げ物も、ふきのとう、たらの芽、こごみなど、春爛漫。

最後のご飯は、もずくのお茶漬け。酢漬けされていない新鮮なもずくは、パックに入ったもずくと全く異なる深い旨みがありました。

〆の水菓子です。

近藤明弘さん。春爛漫の料理、ありがとうございました。

凛とした雰囲気の中、近藤さんが手塩にかけた春を堪能させて頂きました。写真はありませんが、お酒も当然、養老町の禮泉が用意されています(他にも厳選された各地の銘酒が楽しめます)。同郷の方がこれほどの料理をリーズナブルなお値段で供して頂き、高い評価を得ていることは西濃出身者の誇りです。

なかなか予約の取れない人気店ではありますが、世評に違わぬお料理を楽しめますので、ぜひ足を運んでみて下さい。

店名:和食こんどう                                              住所:〒160-0007 東京都新宿区荒木町8
電話:03-6457-8778                                             営業時間:17:30~22:30(L.O)
定休日:日曜・祝日                                             
店舗URL:http://tabelog.com/tokyo/A1309/A130903/13150477/

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