第10回目となる岐阜の地酒に酔う2018が開催されました

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7月22日(日)、当ホームページでもご案内させて頂きました”岐阜の地酒に酔う2018”が、史上最高の猛暑の中、神田一ツ橋の如水会館・スターホールを借り切って開催されました。昨年の模様→ 岐阜県内の蔵元、31蔵が一堂に会しての規模で開催される会も今年で10回目。

今年で10回目です

280名の定員はオーバーするほどの人気でした。今年は例年にもまして女性の姿が多かったように感じました。

今年の会場風景。浴衣姿の女性も

会は岐阜県酒造組合連合会・中島善二代表理事のご挨拶でスタート。(中島代表理事は土岐市の千古乃岩酒造㈱の代表でもあります)

岐阜県酒造組合連合会 中島善二代表理事の開会ご挨拶。左は2018 ミス日本酒の須藤亜紗実さん

利き酒師の資格を持つフリーアナウンサー・あおい有紀さんの司会に2018年ミス日本酒須藤亜紗実さんが花を添えました。

岐阜県酒造組合連合会 中島善二代表理事とあおい有紀さん
利き酒師の資格も持つフリーアナウンサーのあおい 有紀さん。絶妙な司会で会場を盛り上げてくださいました
岐阜県酒造組合連合会 中島善二代表理事のご発声で乾杯!

東京・大阪・岐阜と三か所で開催される会の東京会場に西濃地区からは6蔵が出展されました。以下、その様子を紹介します。

①株式会社三輪酒造(大垣市船町4-48)→ホームページ

創業1837年

主な銘柄:純米にごり・白川郷、特別本醸造バロン鉄心など。

当会の法人会員にもなって頂いています。主力の濁り酒・白川郷は首都圏の酒屋さんにも良く置いてありますね。 8代目社長の三輪研二さんは岐阜県酒造組合連合会の青年部組織である県酒造青年醸友会を引っ張って来られました。

三輪酒造 三輪研二社長
白川郷をいただく須藤亜紗実さん、去年までこの会の司会を務められた三輪社長に切り込む今年の司会のあおい有紀さん

                                      ②武内合資会社(大垣市伝馬町1)→ホームページ

創業1744年

主な銘柄:美濃紅梅、大垣城、御幸鶴、兄花など。

大垣では一番古い蔵元さんですが、一滴千山TAKE3 Sparklingなど新たな挑戦もされています。ホームページには酒造りの工程がとても詳しく紹介されています。

武内合資 武内昌史代表 (左)
一滴千山 TAKE3 Sparklingをあおい有紀さんに説明する武内代表、傍らで試飲を待つ須藤亜紗実さん

                                      ③渡辺酒造醸(大垣市林町8-1126)→ホームページ

創業1902年。

主な銘柄:美濃錦・白雪姫・あさちゃんのどぶろくなど。

四代目の渡邊愛佐子さんが西濃地区唯一の女性杜氏として関市洞戸の奥長良川の名水・高賀の森水を使った酒造りをされています。

渡辺酒造醸四代目 渡辺愛佐子さん(左)
三美人(須藤亜紗実さん、渡辺愛佐子さん、あおい有紀さん)

                                      ④大塚酒造株式会社(揖斐郡池田町池野422)

創業1884年。

主な銘柄:竹雀、初霜など。

六代目の大塚清一郎さんが西濃古来の酒米・初霜で酒造りをされています。岐阜県内で広く初霜の栽培家を募っておられます。

大塚酒造六代目 大塚清一郎さん(右)
あおいさん・須藤さんの二人がかりで取材される大塚清一郎さん

                                      ⑤所酒造合資会社(揖斐郡揖斐川町三輪537-1)

創業:明治初年

主な銘柄:房島屋を中心に揖斐の蔵など

今夏の猛暑で一躍有名になった揖斐川町の蔵元さんです。四代目の所優さんが杜氏として蔵を継がれています。

房島屋純米無濾過生原酒を手にする所酒造四代目 所優さん
四代目の所優さんにインタビューするあおいさんの脇で須藤さんのあっぱれな飲みっぷり

                                      ⑥玉泉堂酒造株式会社(養老郡養老町800-3)→ホームページ

創業:1806年

主な銘柄:美濃菊・醴泉・無風など

親孝行な息子が老父に汲んで来た滝の水がお酒になったと伝えられる養老の滝のある養老町の蔵元さんです。(当会ホームページのトップ写真が養老の滝なのです)当会ホームページで紹介させて頂いている醴泉正宗瀧津瀬を醸しておられます。

醴泉を手にする玉泉堂酒造 庄田営業部長
試飲した感想を庄田営業部長に尋ねる須藤亜紗実さん

西濃地方の6蔵に共通するのは、伊吹山系を源とする豊富でやわらかな地下水を使った酒造りをされていること。雑味のない軟水がベースなので酒米の個性がはっきりするように思います。

西濃の蔵元さんの仕込み水。 もちろんすべて軟水

10回目を迎えるこの会、定員を280名に絞ることによって、蔵元さんと直接交流できる行事として定着してきた気がします。当会でも4年連続して参加させて頂く中で、岐阜県内の蔵元さんが切磋琢磨して年々質の高い日本酒を送り出されていることが良く感じられます。

多くの蔵元さんは小規模生産のため、なかなか東京でお目にかかれなかったりしますが、ネット通販等でも手に入れられますので、ぜひお試し下さい。